なた豆が口臭対策に有効って本当?(6)~なた豆茶は万能?

なた豆茶が口臭予防に有効な理由

口臭原因のほとんどが口の中にあります。

例えば、食事の後歯磨きが出来ない状態でいると、口の中に食べかすが残ったままになって雑菌が繁殖します。
そして、歯垢が溜まりやがて歯周病になります。
それに、雑菌が繁殖すると虫歯の原因にもなります。

雑菌は繁殖する時に悪臭を発しますし、歯垢や歯石にはアンモニアが含まれていてアンモニア臭がします。虫歯の中に溜まった食べかすも、放置すると発酵して悪臭を放つようになります。

なた豆には、体の中の膿を出したり、血行をよくしたりする作用のほか、抗菌作用もあります。そのため、なた豆の入った歯磨き粉で歯を磨くと、悪臭の原因となる歯周病や歯槽膿漏の症状を改善し、さらに雑菌の繁殖を抑えてくれるので、口臭対策となるのです。

ですが、働く女性や子育て中のママは、その忙しい時間の中から毎食後に歯を磨く時間を作ることも難しく、口臭対策を続けることが出来なかったりします。

そこで、食事中や食後の飲み物をなた豆茶に変えてみてはいかがでしょうか。

なた豆茶はなた豆の持つ作用を全て持っています。ですので、なた豆茶を飲むだけでも口の中を殺菌し、歯周病や歯槽膿漏の改善につながります。

人前では少し恥ずかしいかもしれませんが、なた豆茶でお口を「くちゅくちゅ」とうがいした後、そのまま飲み込むと食べかすも取れます。

そして、ここが歯磨きではできない口臭対策なのですが、なた豆茶を飲むことで胃の中までスッキリとさせてくれます。
食材の中には、臭いが強く胃の中に入った後も臭い続ける物があります。ですが、なた豆茶でその臭いもスッキリと抑えてくれるのです。

また、なた豆には腎臓機能を改善してくれるという効果もあるので、女性に大敵なむくみの改善にも期待が持てるのです。

口内トラブルは、どうして口臭の原因になるの?

よく、歯周病や歯槽膿漏になるとお口が臭くなると言われますが、なぜ臭くなるのでしょうか?

そもそも、歯周病や歯槽膿漏ってどんな症状なのでしょう?

歯周病

歯周病とは、歯と歯茎の間に起こる炎症や病気の総称です。

普段私たちが言っている歯周病とは、歯茎が腫れたり歯茎から血が出たりする歯肉炎のことです。
この歯肉炎は、歯茎の炎症が比較的軽い症状の場合を指します。

歯肉炎の主な原因は、歯と歯茎の隙間に溜まった歯垢や歯石です。この歯垢から歯周病菌という雑菌が繁殖し、歯茎を刺激して炎症を起こします。

原因となる歯垢や歯石にはアンモニアが含まれていて、それが悪臭の元となります。

歯周病の原因には、糖尿病や白血病などの病気のや、たばこもあります。

歯槽膿漏

歯槽膿漏も歯茎の炎症の1つです。歯周病の症状が重くなった状態で、現在では歯周炎と呼ばれることもあります。

歯槽膿漏になると、歯茎から膿も出てくるようになります。この症状が進むと歯を支えている骨が溶けて歯が抜けます。

この症状になる前に、治療を始められればいいのですが、歯周病は痛みを伴わないことが多いので、なかなか気が付かず放置されてしまいます。

歯槽膿漏の場合は、歯茎から出てきた膿が悪臭の原因となります。

なた豆茶を飲み続けると、何が良いの?

なた豆は古くから食用としてだけでなく、薬用としても栽培されてきました。中国でも漢方薬の材料として使用されていました。

当時から知られていや効能は、

  • 膿を排出する
  • 血行を良くする
  • 抗菌

ですが、江戸時代の漢方に関する文献には、腎臓にも効果があると記述されているので、その効果が腎機能の改善にも役立っていることが知られていらことが分かります。

では、これらの効能がなぜ口臭対策・口臭予防になるのでしょうか?

歯茎は本来きれいなピンク色をしています。ですが、歯周病になったり歯槽膿漏になったりすると、歯茎の色が赤黒くなります。
なた豆茶を飲み続けると、その赤くなった歯茎の色がピンク色に戻ったという報告もあります。

これは、なた豆の膿を出す作用で歯槽膿漏の膿を排出し、血行促進の作用で歯茎の血行を良くし、抗菌作用で口の中の雑菌の繁殖を抑えていることで、歯周病や歯槽膿漏の症状を改善していると考えられます。

たばこを吸う人は、唾液の分泌量が減少するので、口の中がねばねばとした状態になります。これは、唾液が減ったことで口内バクテリアの繁殖が進んでいる状態です。
なた豆茶が唾液の代わりに口内バクテリアの繁殖を抑えてくれるので、口の中のねばねばとした状態が改善します。

なた豆茶の抗菌作用や血行促進効果は、口の中だけでなく胃をはじめとした体の中にも有効です。

特に血行促進は、むくみやすい女性にとってはうれしい効能です。

漢方薬としても使われるなた豆には副作用はないの?

薬と毒は表裏一体とも言われますし、薬の多くにはその効能だけでなく、体質によっては副作用を引き起こすこともあります。

古くから漢方薬として使われてきたなた豆にも、種類によっては毒が含まれています。

通常、食用として出回っている白なた豆には毒はありません。一方、同じく食用として出回っている赤なた豆には、若い青さやにも完熟豆にも微量ではありますが、毒があります。

市販されているなた豆茶の多くは、白なた豆の豆を使用していますが、中には赤なた豆の豆を使ったものもあります。

赤なた豆の毒は、しっかりと水にさらし、十分な加熱処理を行えば消えてしまう程度のものです。
ですので、赤なた豆を使ったお茶であっても、その製造工程でしっかりと焙煎処理されていれば、毒による下痢や嘔吐の心配はありません。

市販されているお茶を購入する時には、なた豆の産地だけでなく、どの豆を使っているのか、製造工程に問題はないのかが確認できるメーカーのものを選ぶことをお勧めします。
自分でお茶を作る方は、できれば白なた豆で作った方が安心できますね。

なた豆の持つ抗炎作用や排膿作用はかなり強力で、そのため、体質によっては吹き出物が出てきたり、下痢になったりすることもあるようです。これらの症状は毒成分の影響ではなく、抗炎作用や排膿作用を引き出す成分によるものです。

もし、なた豆茶を飲んで下痢になったり、体調を悪くしたときには直ぐに飲むのをやめて、医師に相談しましょう。