ニキビとニキビ跡の治療方法(1)

皮膚科でのニキビ治療

ニキビを治療するには、ニキビが出来た原因を知ることが必要です。そして、できた原因に合わせて治療を行っていきます。

ニキビができる原因から、治療の主なポイントは以下の3つになります。

  1. 皮脂の分泌を抑える
  2. 毛穴をふさがない(角質を除去する)
  3. ニキビ菌繁殖の抑制

勿論、ニキビができる原因は皮脂分泌だけではありません。ホルモンバランスの乱れやストレス、食生活の乱れなど様々です。

ですが、根本となる原因が違っていても、それらが原因で皮脂分泌が促されてしまうのも事実です。

そのため、これらの症状を改善するような治療を行うのが基本となります。

その他、患者個々の肌の症状や肌質、ニキビの状態などを加味して、治療方法を検討します。

皮膚科で受診すると、最初にニキビの原因を探るために生活環境やストレスなど色々と質問されます。自分でも原因に思い当たることがあれば、医師に相談します。

患者のニキビの状態や肌質などから最適な治療法を検討し、治療を開始します。

肌の状態が正常に戻ってきたら、ニキビ跡の治療も行っていきます。

今後、ニキビが出来ないよう、食生活やスキンケアの方法などを説明してもらえます。

病院での治療方法

トレチノイン外用療法

トレチノインはビタミンA誘導体です。外用薬として肌に塗ると、一時的に肌がボロボロになります。

これは、肌の表面に残っている古い角質を取って新しい肌を再生させるためで、しばらくするとキメの整ったきれいな肌が再生されます。

この外用薬を使う目的は、古い角質と角栓の除去、皮脂分泌の抑制です。この薬を塗ることで、肌を再生させるために必要なコラーゲンやヒアルロン酸の分泌を促します。

使い始めの肌が荒れた状態が気になるようでしたら、皮膚科に相談するのが良いでしょう。

イオン導入

イオン導入法は、ビタミンCをイオンを使って肌に取り入れるという方法です。弱電流を肌に流すことで、有効な成分を皮膚内に取り込む治療法です。

この治療法では、洗顔だけでは落とせない肌の老廃物や毛穴の汚れも落とすことが出来ますので、肌を清潔にすることが出来ます。

このイオン導入方法は、病院だけでなく家庭でも行うことが出来ます。ネットなどを検索するとm、美容家電として紹介されていることもあります。

家庭用のイオン導入器の値段は、安いものだと5千円未満でも買うことが出来ます。高いものなら数万円します。

ですが、値段と効果が比例するわけではありませんので、ネットの口コミなどを参考にして、購入を検討するのが良いでしょう。

イオン導入で美肌効果も期待できますし、肌を清潔な状態に保つことが出来ますので、ニキビ治療後の予防にも繋がります。

イオン導入は毎日行う必要がなく、週に2、3回で十分に効果が出ます。

レーザー治療

レーザーでの治療は美容皮膚科で行っています。

レーザー治療は、以下の手順で行われます。

  1. ニキビの頂部に極小の穴をあける
  2. 穴から器具を使って角栓や膿を取り出す
  3. レーザーの熱で溶解する

毛穴の中に詰まっていた皮脂や膿を取り出すことで、皮膚の炎症を抑え、再びニキビが出来ないようにします。

また、肌の殺菌効果もありますので、ニキビ予防になります。

レーザーによってニキビを潰すことになるのですが、自分の手で潰すのとは違い、治療後にニキビ跡が残ることはありません。

レーザー治療はそれほど高額ではないので、気軽に試せる治療方法でもあります。ただ、3回以上の治療が必要でさらに1回の治療後、1か月以上の間隔をあける必要がありますので、完治までには少し時間がかかります。

治療後には直ぐに化粧も出来るのも、魅力の1つです。

ケミカルピーリング

肌表面に「酸」を塗って、古くなった角質や老廃物を溶かし、肌の再生を促す治療法です。

使用するのは「酸」ですので、肌への刺激が強い場合もあります。肌が弱い方にはお勧めできない治療法です。

エステなどで行っているケミカルピーリングで使用する酸は、弱酸性のものですので、ニキビ治療の効果としてはイマイチです。

ここまで聞くと怖い治療法の様に思えますが、しっかりとした医師の処方の元に行われますので、特に問題はありません。

この方法であれば、毛穴のつまりをしっかりと除去できますので、ニキビ治療には有効な治療法です。

また、酸によって肌が刺激されて新陳代謝が活発になります。コラーゲンの生成も促進されますので、ニキビの跡も残らずきれいな肌に再生されます。

注意点もあります。

この方法では、肌の水分が失われて乾燥肌になります。治療後にしっかりと保湿ケアをしないと、肌トラブルの元となります。紫外線にも弱くなりますので、紫外線対策も念入りにする必要があります。

施術効果は5回以上で発揮されてきます。その間の肌のケアが重要となりますので、医師に相談をしながら治療を進めましょう。

アクネブルー

紫外線を除いた可視光線をニキビに照射して治療する方法です。

この光線が毛穴の中に潜むニキビ菌を殺菌してくれます。

主に、痛みや炎症のある黄ニキビや赤ニキビに効果があります。症状の軽い白ニキビには効果がありませんので、この方法では治療を行いません。

また、このアクネブルーだけでは、実はあまり効果はありません。そのため、ケミカルピーリングなどと一緒に治療を行います。

アクネブルーを照射後にケミカルピーリングを行うことで、より肌をきれいにすることが出来ます。

アクネブルーは8回程度の治療によって、その効果が出てきます。その後、ケミカルピーリングを行います。